2022年5月16日ピュア整骨院奮闘記

足関節捻挫の対応~関節運動軸から考える~

大分市ピュア整骨院です。

 

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整骨院に足関節捻挫で来院される患者さまのほとんどは、数時間~数日経過していることが多いのではないでしょうか。

 

まず、比較的早いタイミング(約6時間以内)で来院された場合は、損傷部位の炎症に対するPRICES処置(Protect(保護)、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)、Stabilization/Support(安定/固定)の6つの頭文字)を行います。

 

アイシングにより痛みや熱感が落ち着いたら、患部の状態を検査します。

 

患者さまが訴える部位・内容以外の損傷もある可能性がありますので、ヒアリングだけではなく圧痛等で、どの靱帯・組織が痛んでいるのか、可能な限りで可動性をチェックして関節の運動軸の乱れはあるのか等を必ず確認します。

 

受傷後数日経過している場合は、炎症反応が治まっている可能性も高いため、アイシングの処置は行わないこともあります。

 

ただし、再受傷の場合は炎症が治まっていない、もしくは再発している可能性があるため、しっかりと判断します。

 

【隠れた後遺症が出ないようにすること】

後遺症とは数週間経過して痛みも腫れも引いたのに、ふとした時に足首の調子が悪い、捻挫してから足首以外の部分の調子が悪くなった、同じところを何度も捻挫する等の症状があれば、捻挫後遺症の可能性が高いです。

痛みを感じなくなっても、身体の支柱である骨のバランスが変わってしまうことで、全身に影響が出ているのかもしれません。

捻挫後遺症の影響は、数年後に出てくることも稀ではありませんので、足関節の関節軸での動作確認や、全身の関節運動の確認、骨格のバランス等もチェックする必要があります。

受傷の状態によっては、足部の骨や関節、下腿や大腿部などの骨を正常な位置に保ちにくくなるため、その場合は整復を行います。

 

【痛みの緩和を目的とした施術】

初めに、損傷部位をくまなく探して疼痛部位を確定させます。

ハイボルトでの施術の場合、損傷している部分は電気を強く感じます。

同じボルト数でも、他の部位と比べ強く感じるところは損傷している可能性が高いので、患者さまの反応を確認しながら評価していきます。

損傷部位の確定後、炎症反応が残存している場合はアイシングと同時進行で電療法を施します。

これを歩行ができるようになるまで毎回、数日間かけて行います。施術後は、各関節のポジションを確認します。

 

足関節捻挫も油断すると怖い怪我です。

 

軽視せずにお気軽にご相談ください。

 

 

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