2017年6月30日大分市のピュア整骨院奮闘記

産後の骨盤矯正・歪みの原因について

こんにちは!大分市羽屋ピュア整骨院です!

 

 

今日産後の骨盤矯正・歪みの原因についてお話いたします。

産前は赤ちゃんの成長に伴い姿勢や体重、ホルモンバランスに大きな変化があり、出産時には生涯で最も大きな負担が心身にかかり、そしてその後の育児では生活リズムが一変します。

この一連の期間で、身体の土台となり出産の中心的な部位である骨盤に歪みがない状態でいることは、とても有意義なことです。それは腰痛、首や肩のこり、痛みの改善・予防にも繋がります。

 

骨盤の歪みの特徴は?

骨盤は中心にある仙骨と左右に2つの寛骨からなる輪っかの形をしており、上半身と下半身を連結させる働きをしています。

骨盤の歪みは姿勢と歩行、骨盤関節の可動域減少、触診による圧痛、そして筋肉のバランスで判断できます。

骨盤に歪みや開きがあると姿勢が変化します。

骨盤が前に行き過ぎたり、左右にズレが出ます。上から見ると、肩と骨盤のラインが並行に揃わず、ヒップラインの高さに違いがでます。

また、骨盤の歪みは左右の足の長さに影響を与え身体全体のバランスを悪くします。

 

歪みの原因は?

妊娠中は、赤ちゃんの成長に伴いお腹が大きくなるため、重心が前へ移動します。

この姿勢のままだと前に転んでしまうため、腰から上半身を反らせる事でバランスを取ります。

この際に腰の骨と骨盤の関節が圧迫される反り腰となり、周りの筋肉も緊張します。また、臨月が近づくにつれ分娩準備ホルモンである「リラキシン」が分泌されます。

このリラキシンにより骨盤関節の靭帯は緩み、骨盤の幅と産道を広げ出産を促します。

一方、靭帯は緩み、骨盤は開くために骨盤は不安定な状態となり、様々な症状を引き起こすきっかけとなります。赤ちゃんが産道を通過することも歪みの原因となります。

産後は体型の急激な変化に加えて育児が始まることにより生活リズムが大きく変わります。産後6ヶ月~9ヶ月間は靭帯が緩んだ状態が続くため骨盤に歪みが起こりやすく、腰痛や股関節痛、首の痛み、肩こりをはじめ、仙腸関節炎、梨状筋症候群、恥骨結合炎、恥骨の痛み(骨盤の開き)、膝関節痛、手足のむくみ、尿漏れ、自律神経失調などを引き起こす可能性があります。

妊娠〜出産、そして産後の一連の流れにおける大きな身体の変化に対し、うまく適応し、健全な骨盤の状態を保つ事がとても大切です。

 

産前産後は前述の分娩準備ホルモンのリラキシンにより靭帯が緩んでいるために、歪みが起こりやすい時期です。

産後約6ヶ月間まではリラキシンの作用のために様々な症状が起こるリスクが高い時期である一方、骨盤を元の状態や良いバランスに調整しやすい期間でもあります。

この期間に骨盤とその周りの筋肉や靭帯をしっかりと調整し、適度な運動で筋力を高め、 骨盤や姿勢を整えることで産後のトラブルの多くは改善できます。

妊婦さん・お母さんにとって最も大切なのは、安全性と快適性です。

骨盤と連結して大きな影響を与える腰と股関節のチェックは、骨盤矯正には欠かせません。

 

産後の骨盤矯正も当院にお任せ下さい!