2015年9月9日大分市のピュア整骨院奮闘記

肩こりの治療について②

大分市整骨院ピュア整骨院」です!

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肩こり、首こりが治りにくい3つの理由

 

一般的に肩こり・首コリの原因は、「姿勢」や「骨の歪み」である、とされています。

 

良い姿勢を維持しようとすると返って疲れてしまい、それを持続することなどできない方も多いでしょう。肩が凝るのは姿勢が悪いから、ということはわかっていても、肝心な「良い姿勢が持続できない」「良い姿勢がわからない」という方が多数いらっしゃいます。

 

施術を何回も受け続けても一向にお悩みの症状が解決しない!その理由とは…

 

① 肩こりの原因はひとつではない
原因は大きく3つあります。姿勢や筋肉の問題、いわゆる“ゆがみ”などはあくまでその一部分にすぎません。次項にて詳しく解説させていただきます。

 

② 本当に良い姿勢とはどのような姿勢か認識されていない
『良い姿勢=体への負荷が最小限となる姿勢=疲れない姿勢=首・肩に負担の少ない姿勢』です。大まかに 頚椎・肩甲骨・胸椎・腰椎・股関節・足首 の5つの要点があります。

 

③ 骨盤・骨格の歪みを治す必要がある。
骨は受動的な構造物であり、単体のみでは動くことはできません。筋肉が作用して初めて動きが生じます。視覚的に見える骨のアンバランスは、不良姿勢・不合理な動作の結果であり、つまりは筋肉のアンバランスや脳から筋肉への命令系統の不備が原因となります。筋肉のバランスを整える事と命令系統である神経系を適切な状態とする事がいわゆる“骨のゆがみ”を解決する方法です。(変形など本当の意味での骨の問題を解決できるのは整形外科医による手術のみです)の3つです。

 

しかしながら②、③で解説した形態的な部分を完璧にしたからといって必ずしも肩こり・首コリが解消するとは限りません。(ゆがみを治したら肩こりが治るという理論自体がそもそも根拠に乏しいです)
その理由は①の肩こりの原因は一つではない、にあります。詳しくは以下をご覧ください。

 

肩こりの原因は3つあります。
肩こりの原因はひとつではありません。大きくわけて3つあります。

 

① 解剖学的な問題
筋肉バランス、骨格、姿勢、動きなど主に体の構造面
② 神経生理学的な問題
自律神経、運動神経(脳と筋肉の命令系統)など主に体の機能面
③ 心理学的な問題
ストレスやメンタルバランスなど主に精神面

 

解剖学+神経学+心理学
この3つの要素が複雑に絡みあって首肩周囲の不快感が生じます。

 

ヒトは二足歩行により重い頭が最上部にありますが、反してそれを支える首や肩は構造上とても不安定であり、もともとの造り自体が、首肩へ過剰負荷とってしまうようにできています。

 

“動物”と書くようにヒトは動くのに適した構造をしています。 現代人は仕事や生活の中でも圧倒的に静止している時間が長いです。つまり構造的に不利な条件が合わさっている事となります。

 

また、人間は痛みや不快感、心身のストレスが持続すると、自律神経のうち交感神経が優位に働き、筋肉を固くします。さらに血液循環を滞らせ、感覚を過敏にしてしまうことから肩こりを増悪させます。

 

辛いと感じていると無意識のうちに体はうつむくので知らず知らずのうちに姿勢が悪化しますし、無意識のうちに歯を噛みしめてくいしばってしまいさらに緊張が高まります。不良姿勢が続くと関節可動域も制限され、本来の良い姿勢を取り戻せなくなります。

 

加えて慢性的な肩こりは自律神経の乱れから内臓の不調につながることが多く、それがさらにストレスとなり悪化へとつながります。

 

次回はピュア整骨院の肩こりの治療法についてお話します。