2014年11月21日大分市のピュア整骨院奮闘記

股関節の治療について①

こんにちは!肩こり、腰痛、骨盤矯正、交通事故治療専門大分市羽屋ピュア整骨院です!

 

最近、股関節の治療でご来院される方が多くなってきております。

 

股関節は、体重を支え、立ったり、歩くなどの移動を行う上で大切な関節です。股関節に障害があると動きが悪くなり、歩く時などに痛みが出て、日常生活がたいへん不便になります。

 

股関節に障害がある患者さんにとって、日常生活をいつも快適なものにするためには、股関節に負担をかけないようにしながら、股関節の周りの筋肉を鍛えることが肝心です。負担をかけないと言っても「過度の安静」は筋力低下につながり、股関節への負担が増えることもあります。

 

股関節のはたらき

股関節は身体の中で最も大きな関節です。体重を支えつつ、立つ、歩く、またぐ、昇る、降りる、とぶ、けるなどのさまざまな動作をこなす要ともいえる関節です。 しかし、股関節に障害が生じると、動くときに痛むようになり、ひどい場合にはただ立っているだけでも痛むようになります。また、動きも悪くなります。

 

健康な股関節

股関節股関節は、太もも(大腿骨)の上端の丸い骨頭が骨盤のくぼみ(寛骨臼)にはまり込むようになって、関節を形づくっています。  股関節は、周囲の筋肉によって前後、左右、あるいは回旋したりと、自在に動かすことができます。

○ 関節軟骨は、関節の表面を覆っている厚さ2~4mm程度の層です。健康な軟骨は股関節にかかる体重を吸収し、非常に滑らかに動きます。変形性関節症では、関節軟骨がすり減り、骨も変形してしまいます。

○ 骨頭のおよそ2/3が寛骨臼に包み込まれていることにより、安定性と、体重支持において重要な役割を果たしています。この覆いが不十分な状態が『臼蓋形成不全』です。

 

coxa2_01

 

大切な中殿筋【ちゅうでんきん】

○ 股関節のまわりの筋肉の力により、脚全体を動かしたり、横に開いたり閉じたり、内方や外方にねじったりすることができます。

○ 筋肉の中でも中殿筋は、立ったり歩いたりするときにとても重要な役割をはたします。中殿筋は骨盤の骨と大腿骨を結んでいます。片足で立った時にバランスを保っていられるのもこの筋肉がしっかりと働いているからです。

 

coxa2_02

 

正常では、片足で立ったとき、中殿筋がしっかりと働き、骨盤は水平に保たれます。中殿筋の力が弱いときは骨盤を支えることができず、体が傾きます。そのた め歩くときに体が左右に揺れてしまいます。これはバランスを保つため代償として反対側の骨盤が下がるためによるものです。(上図)

 

次回は股関節の病態についてお話しします。